YAMIC 揚子江グループ初の4万㎥A型タンクDual-Fuel LPG運搬船”MFM NICOLE”号を引き渡し

2026-07-29

江蘇揚子三井造船有限公司(YAMIC)は7月21日、日本船主向けに建造していた4万m3型A型二元燃料LPG運搬船“MFM NICOLE”を引き渡し、本船は初航海に向けて出航しました。

「MFM NICOLE」号は6隻シリーズの1番船で、主要目は全長180.00m·幅29.00m·深さ19.00m、計画喫水10.60m、設計速力16ノットで、ClassLRの船級承認のもと建造されました。本船は2025年5月12日に鋼材加工を開始し、2026年6月14日に試運転を実施しました。

「MFM NICOLE」号には独立角柱型A型液体ガスタンクを3基搭載し、総タンク容積は 4万m³に達しています。最低使用温度は-50℃、満載時の最大比重は690kg/m³であり、アンモニア、プロパン、ブタンなど多種の液体ガスを柔軟に積載可能です。貨物適応性が広く、積載能力に優れ、安全性・信頼性が高いといった強みを持っています。船型およびガスタンクレイアウトを最適化したことにより、世界の主要液化ガスターミナルに対応でき、運航の柔軟性と市場適応力に優れています。また、本船はLPG2元燃料主機を搭載し、主補機ともにSCRシステムを装備することで、Tier III排ガス規制に適合、窒素酸化物(NOx)をほぼゼロ排出に抑えられます。環境配慮型・低消費エネルギー・長航続距離・運航経済性に優れた中型全冷凍式液化ガス運搬船であり、全体の技術性能は業界トップクラスの水準に達しています。

本船の引渡により、揚子江グループの高付加価値ガス運搬船製品ラインナップがさらに充実するとともに、クリーンエネルギーLPG輸送船分野における建造技術力と市場競争力が向上し、後続シリーズ船の高品質な建造・引渡を実現するための強固な基盤を築きました。

7月21日午前9時30分、「MFM NICOLE」号の引渡契約書が署名されました。彼女の順調かつ安全な運航をお祈りいたします。